聖観世音菩薩

交通アクセス・周辺地図

【電車・バスの場合】JR高山本線・美濃太田駅北口より
          タクシー15分。
【車の場合】東海環状道・関富加ICより10分
            美濃加茂ICより10分

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寺 史
 伊深正眼寺の山続きで南西に位置します。天文年間に大仙祖吟が数十年安居し、その後、寛文八年には龍福寺第四世一秀玄廣和尚を勧請開山して、大仙山禅徳寺となりました。
 本尊様は座像の聖観世音菩薩で、手の組み方は「常印」、禅定に入った姿を表しています。坐禅をすることで、心身が深く統一され、心が安らいだ安定した状態に入ります。「禅徳」の名にふさわしい坐相をしています。
 南北朝時代の暦応元年に、関山慧玄禅師は伊深の地で聖胎長養されていました
が、花園法皇の勅使、朝臣甘露寺藤長が宣旨を伝えられ、京都の妙心寺を創建されました。記録ではこの地より上洛され、その際に残された「笈と仏像」があり、後に「関山国師笈佛」と称し現在ではここに祀られています。
 関山慧玄禅師の行状は、広く中国禅宗史を見ると、悟後の修行に勝るとも劣らぬ祖師方は多いのですが、田夫野人に混じって卯の毛ほどもその偉さを顕わさず、長い年月を隠れて徹底修行した人はいないのであります。
 禅徳寺は「開山様のじょりぬぎば」と云われ、現在でも伊深には、ここより都へ輦(れん)に乗って行かれた地名や、伝説の言葉が数多くが残されています。


住職からのご挨拶

 美濃西国三十三観音霊場のご参拝ありがとうございます。
当山は妙心寺創建に深い因縁のある由緒寺院でございます。お時間ある方は是非ご参詣下さい。
 私は日頃このように思います。
 「世相」は取返しの付かないほど荒んで、常識なるものは、ねじ曲ってしまって元に戻らない時代に突入しています。また、「人」も簡単には元には戻れない様で、少し前の自分にも帰れないのは、なぜでしょうか。
それは、すでに「こちらが良いと思って選んだ縁」を乗り継いで、今まで生きて来たからだと思います。
では、この縁を除いて元に生まれることは出来るでしょうか?
 それは出来ません。しかし、脱出方法はあります。
 では、どうすればよいのか。
自分の眼を、仏の眼に返還することで解決です。
 長年付き合ってきたこの自分の悪癖を理解し、心身をコントロールしましょう。
 毎月15日の朝6:00〜7:00の時間、本堂にて30分程度の坐禅を行なっています。無料の自由参加ですので、是非お参り下さい。

住職 伊藤大泉



年中行事
1月2日 大般若祈祷 午前10時
3月16日 開山忌・彼岸供養
8月16日 大施餓鬼会 午前9時
毎月15日 早朝坐禅会 午前6〜7時


寺 宝 ・ 見 所

本尊 聖観世音菩薩

笈子と護持仏


門前の石仏 三十三観音


アドレス:zentoku@mac.com

 
 
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