十一面千手観世音菩薩

美濃三十三観音霊場にご参拝ありがとうございます。当山は17番の札所でございます。縁起に依りますと奈良時代の歴史を有するお寺で、国宝はじめ多くの重要文化財を蔵するお寺でもあります。 山門を通り、階段を登りますと観音堂です、その上に客殿があります。お車の方またバスの方は山門左より客殿まで行けます。その上に供養塔、奥之院等が山上にありますので、お時間のある方はご参拝下さい。 当山には独自のホームページ・サイトがございますので、リンクして頂ければ幸甚で御座います。 
             合掌  護国之寺 住職


交通アクセス・周辺地図

【電車・バスの場合】JR岐阜駅または名鉄岐阜駅より「おぶさ」行きの岐阜バスにて終点下車。
【車の場合】岐阜市内の長良橋より長良川沿いに北岸を川上へ、グランドホテルを過ぎて雄総の町に入り、雄総公民館の北に山門あり。駐車場あり。大型車10台、普通車50台可

周辺地図

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寺 史
奈良時代、聖武天皇は奈良の都に大仏を建立し、仏教をもって国を治めようと計画されました。大仏建立の仏師を探すため地方に使者を派遣します、使者は美濃国日野の地で、日野金丸という少年に遇い、その少年が土仏を見事に作る様を見て、奈良へ連れて行き大仏を建立させました。開眼法要の時に聖武天皇は金丸に、褒美として金のお鉢を下賜されました。天平18年(746)聖武天皇の勅願により行基菩薩が護国之寺を開創されました。創建当時は三十三の堂塔が並び、長良、島、日野を寺領とする壮大な寺院であったと伝えられます。金丸は千手観音を祀り、頂いたお鉢をこのお寺に奉納し、寺宝としました。 天正18年織田信長の兵火に依り堂塔は灰燼と化しますが、元文元年観音堂、宝暦5年に良啓上人により奥之院、宝暦12年に良運上人に依り、楼門が再建されました。

寺 宝 ・ 見 所
 国宝、 金銅獅子唐草文鉢の縁起
 聖武天皇は仏教をもって国家安泰をはかる為、奈良に東大寺を作りこれを総国分寺として全国に国分寺を配す計画をしました、東大寺大仏殿に大佛を建立するに当たり、全国に仏師を探しに使者を送ります。使者が美濃国雄総(おぶさ)に来たとき、金丸(きんまろ)という童子に会いました、金丸が粘土で佛を見事に作るを見て、素質があると見抜き 奈良へ連れて帰り 大仏建立に当たらせました。大仏は完成し落慶法要の時、空に紫雲がただよい、えもしれぬ音楽が聞こえ空中からお鉢が降ってきたそうです。空中から声がして「このお鉢はインドのお釈迦様が托鉢に使ったお鉢です」と聞こえました、そのお鉢を聖武天皇は大仏建立に功績のあった金丸に褒美として下賜されました。 金丸はお鉢を戴いて帰り、お鉢を奉る為に雄総に寺を造ります。金丸は千手観音に変化し本尊に祀られたそうです。この寺が護国之寺で、現在も千手観音を本尊に祀り、こがねのお鉢を護り伝えています。



年中行事
1月1日〜3日 初詣
1月18日 初観音護摩祈祷会
3月21日 弘法大師正御影供・春季彼岸法要
8月13日〜15日 お盆・棚経
8月18日 施餓鬼供養法会
9月21日 秋季彼岸法要
毎月18日 観音様ご縁日
毎月21日 お大師様ご命日


 
 
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