十一面観世音菩薩

  当寺は平安時代より続く密教寺院であり、古くは国家安泰・五穀成就を祈り、現在では加えて皆様の諸願成就を祈る現世利益のお寺です。古い建物が多く残っている事もあり、観光でおいでになる方も多くいますが、真剣にお参りすれば必ずご利益のあるお寺ですので、来山する皆様も敬虔な気持ちを忘れずにお参りしていただきたいと思います。たくさんの仏様が活動しておりますので、写真撮影は邪魔になる為、境内全て撮影禁止となっておりますので、ご了承の上、御来寺下さい。(お庭からの撮影は可ですのでお寺の者におたずね下さい。)家内安全・商売繁昌・交通安全・身体健康その他諸々のご祈祷随時受け付けております。その他先祖や水子の供養、家相・方位その他諸々の相談事も随時受け付けておりますので是非ご参拝下さい。
                 住職 鷲津雅仙

交通アクセス・周辺地図

【電車・バスの場合】長良川鉄道・関口駅下車、徒歩15分。または岐阜バスにて「吉田町」下車、徒歩1分。
【車の場合】東海北陸自動車道・関ICより10分。駐車場あり。大型車7台、普通車30台可。

周辺地図

クリック!


寺 史

 当山は800年以上の歴史を持つ密教寺院です。平安時代は吉田寺という名前で、清和源氏一族との縁が深かった様です。鎌倉時代に弘法大師法孫護忍上人が感得した十一面観世音菩薩をまつる為、吉田寺境内に観音堂を興しました。この尊像が、現在のご本尊です。時の帝後堀河天皇の眼病平癒に効験を発揮し、勅願寺となり、新長谷寺の寺号を帝より賜りました。八丁四面の吉田寺に七堂伽藍、塔頭十六ヶ寺を建立し、末寺百を数えたのがこの頃です。その後二度の火災に遭いましたが、その度に二階堂家(岐阜稲葉城主)や源氏の一族、山内家(山内一豊の先祖)らの尽力により復興しております。羽柴秀吉の攻撃も切り抜け、江戸時代には徳川家の庇護を蒙り栄えましたが、時代の流れにより境内地は20分の1に縮小され。塔頭も1坊のみとなりました。それでも約6000坪の境内に23の棟を数え、内8棟が国指定重文、3棟が市指定重文となっております。


寺 宝 ・ 見 所


 本堂・大師堂・阿弥陀堂・釋迦堂・三重塔・薬師堂・鎮守堂・客殿の八棟が国指定重要文化財、仁王門・鐘楼・経蔵の三棟が市指定重要文化財となっています。御本尊十一面観世音菩薩・源義朝公守本尊厨子入阿弥陀如来立像が国指定重要文化財ですが、秘仏ですので非公開です。

年中行事
2月3日 節分星まつり
2月18日 初観音
土用丑の日 きゅうり封じ
8月9日 九万九千功徳日
毎月5日・13日 中風除・ころりん観音さん


 
 
Copyright(C)2007  美濃西国三十三観音霊場会  All right reserved.